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トルコ中銀、政策金利14%に据え置き 高インフレでも

 トルコ中央銀行は23日の金融政策委員会で、政策金利を14%に据え置いた。据え置きは6カ月連続。5月にはインフレ率が73%を上回り、海外では各国が金融引き締めを進めているが、トルコ中銀は今後ディスインフレが始まるとの見方を改めて示した。写真は中銀のロゴ。アンカラで昨年10月撮影(2022年 ロイター/Cagla Gurdogan)

[イスタンブール 23日 ロイター] - トルコ中央銀行は23日の金融政策委員会で、政策金利を14%に据え置いた。据え置きは6カ月連続。5月にはインフレ率が73%を上回り、海外では各国が金融引き締めを進めているが、トルコ中銀は今後ディスインフレが始まるとの見方を改めて示した。

中銀は昨年終盤にかけて、物価高にもかかわらず計500ベーシスポイント(bp)の利下げを実施。エルドアン大統領の異例の経済政策に沿った措置で、実質金利は大幅なマイナスとなった。

中銀は、これまでに講じた措置やウクライナ戦争が終わるとの予想、ベース効果などを理由に、今後ディスインフレが始まると指摘。「委員会は引き続き、強化されたマクロプルーデンシャル政策を実施し、必要に応じて追加措置を取る」と表明した。

ロイター調査では、エコノミスト15人中14人が据え置きを予想、1人が13%への利下げを見込んでいた。

大半のエコノミストは、エルドアン大統領が経済政策を転換しないとの見方から年内は金利据え置きが続くと予想している。

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