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トルコ中銀が1%追加利下げ、一段の緩和も示唆 リラ最安値

トルコ中央銀行は18日の政策決定会合で、主要政策金利の1週間物レポレートを16.00%から15.00%に1.00%ポイント引き下げた。10月15日、アンカラのトルコ中銀前で撮影(2021年 ロイター/ Cagla Gurdogan/File Photo/File Photo)

[イスタンブール 18日 ロイター] - トルコ中央銀行は18日の政策決定会合で、主要政策金利の1週間物レポレートを16.00%から15.00%に1.00%ポイント引き下げた。1.00%ポイントの利下げは予想通り。インフレ率が20%近くに達しているにもかかわらず、中銀が一段の緩和を示唆したことで、通貨リラは過去最安値を更新した。

トルコ中銀を巡ってはエルドアン大統領が景気刺激策を実施するよう求めている。中銀は物価上昇圧力は2022年半ばまで持続するものの、その大半は一過性とし、来月に追加利下げを実施する可能性を示唆した。

ただ、アナリストによると、大幅なリラ安とインフレ高進を考慮すると9月に開始した緩和サイクルの継続は無謀であり、エルドアン大統領の中銀への強い影響力を反映しているという。

追加利下げを受け、トルコリラは6%下落し最安値を更新。対ドルで11.3リラまで下落したほか、対ユーロでも最安値を付けた。1417GMT(日本時間午後11時17分)時点では11.05リラ。

ブルーベイ・アセット・マネジメントのティム・アッシュ氏はツイッターで、追加利下げについて「リラを危険に晒す常軌を逸した行動だ」と述べた。

トルコ中銀は10月にも2.00%の利下げを実施していた。

利下げにより、トルコの実質利回りは大幅にマイナスとなり、インフレ抑制に向けて各国中銀が金融引き締めに動いている世界的な流れに逆行している。

トルコ中銀の金融政策委員会(MPC)は、インフレ圧力は「金融政策によってコントロールできない供給サイドなどの一過性の要因」で来年前半まで続くと予想。今年最後となる12月の政策決定会合で「これらの要因によってもたらされる限られた政策余地の実施を完了することを検討する」とした。

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