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トルコ中銀が2%利下げ、積極的な緩和局面は終盤の可能性

[イスタンブール 12日 ロイター] - トルコ中央銀行は12日、政策金利の1週間物レポレートTRINT=ECIを2%ポイント引き下げ12.0%にすることを決定した。市場は1.5%ポイントの利下げを見込んでおり、予想よりも大幅な利下げとなった。中銀は物価の伸び鈍化や景気の持ち直しを踏まえ、積極的な緩和サイクルは終了に近づいている可能性を示唆した。

利下げに伴いトルコの実質金利は大半の新興国市場よりも低い水準に低下するとみられる。トルコの実質金利は現在3.44%。新興国市場の実質金利は平均で2.88%となっている。中銀は声明で「金融政策スタンスは足元、予想されるディスインフレ軌道に沿っていると考えられる」という認識を示した。

インフレ率は昨年25%超まで高進していたが、最近では一時1桁台まで鈍化。11月の消費者物価指数(CPI)の伸びは前年比10.56%だった。中銀は年末時点でのCPIの伸びを11.2%近辺と予想。来年のディスインフレリスクは「均衡」していると指摘した。

経済成長率は今年4ー6月期まで3期連続でマイナス成長だったものの、7ー9月期は前年比0.9%増とプラス成長に転換した。アルバイラク財務相はこれまで10ー12月期について、先行指標は経済成長の勢いが増し続けていることを示していると述べている。

政策決定を受けトルコリラは対ドルTRYTOM=D3TRY=でほぼ変わらず。

エルドアン大統領は、景気下支えのために今よりも低い金利が必要だと主張しており、9日には2020年に1桁台の金利とインフレ率を達成すると表明した。

また、7月には利下げ要求に従わなかった当時の中銀総裁を更迭している。

米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和に傾いたことで今年に入りリラ相場は安定し、中銀の金融緩和への道が開けた。ただ、FRBは11日に利下げを停止した。

ラボバンクの為替ストラテジスト、Piotr Matys氏は、市場は追加利下げを求め、エルドアン氏も1桁台の金利を要求する中、ウイサル総裁は2020年に厳しい立場に置かれる、との見方を示した。

中銀は、融資の伸びを押し上げ、政府が掲げる5%という高い来年の成長率目標を達成するため、政策金利以外の手段を活用することを検討している。

中銀は先週、2020年には主要政策手段の短期金利に加え、銀行の所要準備規制を微調整手段として「効果的かつ柔軟に」活用するとの方針を示している。

*内容を追加しました。

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