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トルコの中銀は政府から独立、銀行部門の危機は予想せず=財務相

 9月3日、トルコのアルバイラク財務相はロイターとのインタビューで、同国の中央銀行は政府から独立しており、インフレ抑制のために必要なすべての措置を講じると述べた。イスタンブールで2日撮影(2018年 ロイター/Osman Orsal)

[イスタンブール 3日 ロイター] - トルコのアルバイラク財務相はロイターとのインタビューで、同国の中央銀行は政府から独立しており、インフレ抑制のために必要なすべての措置を講じると述べ、通貨リラの危機にもかかわらず3カ月近くにわたって利上げを実施していない中銀を擁護した。

財務相はまた、銀行セクターの問題は予想していないと述べ、リラ急落が銀行の財務を悪化させかねないとの格付け会社の見解とは対照的な見方を示した。

エルドアン大統領の金融政策に対する影響力や米国との関係悪化への懸念から、リラの対ドル相場は年初から約40%下落している。

エコノミストはトルコが2桁インフレを抑制し、リラを支援するためには、中銀が断固とした利上げを行う必要があるとみている。

これに対して「金利の敵」を自称するエルドアン大統領は、経済成長を維持するために低金利を望んでいる。

エルドアン大統領の娘婿であるアルバイラク財務相は「トルコの中銀は恐らく他の国々の中銀よりも、独立性を持ち続けている」と述べ、中銀は「引き続き独立して」措置を実施していくと付け加えた。

さらに、トルコは「インフレに対する本格的な闘い」を必要とする段階に到達したとの考えを示した。

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