[イスタンブール 7日 ロイター] - トルコ中央銀行は7日、石油輸送会社ボタシュなどの国営企業に対する外貨の売却額が、1月は41億5000万ドルと過去最大となったと発表した。リラ安とエネルギー価格の上昇が要因。
売却額は過去3カ月は97億ドル、その前の2カ月は33億6000万ドルで、いずれも過去最大だった。エネルギー輸入が大半を占めている。
中銀は2014年に国営企業への外貨売却を開始した。冬にガスの需要が増加し価格が上昇するため、ボタシュは必要な外貨を中銀から調達する方針とロイターが昨年11月に報じていた。
中銀のデータによると、1月に輸出手形の再割引で15億5000万ドルの外貨を購入していたことも明らかになった。21年全体では約210億ドルで、外貨準備に最も大きく寄与した。
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