[アンカラ 20日 ロイター] - 20日公表されたメトロポール・リサーチの世論調査では、トルコのエルドアン大統領の支持率が1月は2.1%ポイント上昇した。インフレ高進にもかかわらず、政府の措置によって通貨リラが安定したことが背景にある。
高インフレにもかかわらず、トルコ中銀は大統領の利下げ要求を受け、昨年9月以降500ベーシスポイントの利下げを実施。リラは先月、対ドルで最安値となる18.4リラを付けた。
インフレ率は19年ぶり高値となる36%に達し、エルドアン氏の政権与党・公正発展党(AKP)の支持基盤である中低所得層の家計を特に圧迫している。
メトロポールの調査によると、エルドアン氏の支持率は先月の38.6%から40.7%に上昇した。不支持率は2.8ポイント低下したが、54.4%と依然高い。
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