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トルコ、米からのパトリオットミサイル購入で交渉中=外相

[アンカラ 1日 ロイター] - トルコのチャブシオール外相は1日、同国は米国が売却を提案している地対空ミサイルシステム「パトリオット」の購入について、米国と交渉に入っていると明らかにした。

アナトリア通信は外相の発言として、「米国はパトリオット売却が可能としている。現在、代表団が交渉を行っている」と伝えた。

これより先、ブルームバーグがトルコが年内にパトリオットを引き渡すとの米国の提案を拒否したと報じていた。

外相によると、交渉中米国は、引き渡し時期に対するトルコの反発を受けてシステム1基をより早期に引き渡すことが可能とした。外相はそのうえで、トルコにとっては共同生産や技術移転の可能性も重要だと付け加えた。

一方米国はトルコに対し、ロシア製地対空ミサイル「S400」は北大西洋条約機構(NATO)の防空ミサイル防衛システムに統合できないとして購入しないよう警告。しかしエルドアン大統領はこれまで購入契約は存続していると発言しており、チャブシオール外相は「パトリオットを購入できなかったため、S400を購入した。秋ごろに引き渡される」と述べた。

複数の米当局者は、トルコがS400の購入手続きを進めれば、米国はパトリオット売却提案を撤回し、トルコへの戦闘機輸出を妨害するとともに、制裁を発動すると発言している。

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