[アンカラ 29日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は29日、金利は一段と引き下げられ、それによってインフレ率も低下するという独自の経済理論を再び説き、高インフレに見舞われているトルコ経済は苦境を乗り切るとの考えを示した。
中央銀行の大幅利下げに伴う通貨リラの急落を背景に、昨年12月のインフレ率は36%と、エルドアン政権下の19年間で最高の水準に達した。
最新のロイター調査では、2月3日に公表される1月のインフレ率は47%と、約20年ぶりの高水準を記録すると予想されている。
エルドアン氏は支持者らに対し、「私の金利との闘いは知っての通りだ。われわれは今後も金利を引き下げる。インフレ率もそれによって低下する」と発言。「為替レートは安定し、インフレ率は低下、物価も下落するだろう」と語った。
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