トルコＧＤＰ、21年は前年比11％増　第4四半期は9.1％増＝統計庁

［イスタンブール　２８日　ロイター］ - トルコ統計庁が２８日発表した第４・四半期の国内総生産（ＧＤＰ）は９．１％増、２０２１年通年では１１．０％増となり、市場予想と一致した。新型コロナウイルスによる打撃からの力強い回復が示された。

第４・四半期ＧＤＰは季節・カレンダー調整ベースの前期比では１．５％増加した。

ロイター調査では通年の伸び率は１１％、第４・四半期は９％と予想されていた。

トルコ経済は新型コロナに関する規制がほぼ解除されたため、２１年は堅調な伸びとなった。しかし同年末に通貨危機が発生しインフレ率が５０％近くまで上昇したため、２２年は成長期待が急速にしぼんだ。ロイター調査では２２年は３．５％に減速すると予想されている。