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トルコ財務相が辞意表明、中銀総裁も更迭 リラ上昇

 トルコのアルバイラク財務相(写真)が8日、健康上の理由で辞任すると表明した。前日には中銀のウイサル総裁が解任されており、市場関係者から驚きの声が上がっている。2019年4月、イスタンブールで撮影(2020年 ロイター/Umit Bektas)

[アンカラ 8日 ロイター] - トルコのアルバイラク財務相が8日、健康上の理由で辞任すると表明した。前日には中銀のウイサル総裁が解任されており、市場関係者から驚きの声が上がっている。

同国の通貨リラは今年、対ドルで30%下落、最安値を更新した。市場では外貨準備の減少や2桁に達しているインフレ率への懸念が広がっていた。

アルバイラク財務相はインスタグラムで辞意を表明。政府当局者も辞意を確認した。アルバイラク氏はエルドアン大統領の娘婿。2015年にエネルギー相に就任後、2018年に財務相に起用された。

アルバイラク氏は、エルドアン大統領が後任の中銀総裁に起用したアーバル前財務相と政策面で対立している。辞任には大統領の承認が必要になるとみられる。

アルバイラク財務相とウイサル中銀総裁の退任発表を受けて、リラTRYTOM=D3は1904GMT(日本時間9日午前4時04分)時点で2%高の1ドル=8.3600リラ。アナリストは大幅な利上げを予想している。

コチ大学TUSIAD経済研究フォーラムのディレクター、セルバ・デミラルプ氏は、アーバル新総裁について、政府や与党で経験を積んでおり「利上げの承認をうまく取り付けられるかもしれない」と指摘。「利上げしなければ、金融危機は悪化する一方だろう。リラ安は対外債務の拡大を招き、企業倒産につながる」と述べた。

当局者によると、アーバル新総裁は8日、銀行幹部と会合を開き、マクロ経済の見通しや政策について意見交換をした。

ゴールドマン・サックスとTDバンクのアナリストは、主要政策金利が現在の10.25%から少なくとも600ベーシスポイント(bp)引き上げられると予想した。

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