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昨年のトルコ貧困率、12%超に上昇=世銀

 世界銀行は27日、2020年のトルコの貧困率が12.2%に上昇したとの推計を発表した。写真はイスタンブールの街並み。26日撮影(2021年 ロイター/Umit Bektas)

[アンカラ 27日 ロイター] - 世界銀行は27日、2020年のトルコの貧困率が12.2%に上昇したとの推計を発表した。19年は10.2%だった。その上で、貧困率を新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)前の水準に戻すことは困難だと指摘した。

トルコは、新型コロナ危機下でも経済的な拡大を見せた、世界でも数少ない国の一つ。

ただ、昨年のインフレ率は大半が12%前後、食品では20%近くとなり、さらに上昇する傾向にある。観光収入も激減しているほか、輸出も減少しており、経常収支は大幅な赤字に陥っている。

世銀はリポートで「2020年後半の回復により、労働市場は幾分回復したものの、特に女性や若者、非熟練労働者など多くの人が取り残されている。これは高いインフレ率と相まって、貧しい人々をより苦しめているとみられる」と指摘した。

所得の不平等を測る指標の1つで世銀が注視しているジニ係数によると、05年から07年にかけてトルコの不平等は急激に減少したが、その後反転。15年以降、ジニ係数は上昇したままの状態にある。

世銀は、トルコの今年の経済成長率は5%との見通しを示しているが、先進国におけるインフレの進行は「世界の流動性の動向を不安定にし、新興国市場から流出させる」可能性があると警告した。その上で、新型コロナ感染が再拡大した場合は成長の足かせとなり得るとした。

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