[イスタンブール 25日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は25日、一部ペルシャ湾岸諸国から最近、トルコに資金提供があり、中央銀行と金融市場が一時的に助けられたと述べた。具体的な国名は明らかにしていない。
エルドアン氏は「わが国の経済、銀行・金融システムは非常に強い」とした上で、一部の湾岸諸国からの資金提供によって「一時的にせよわが国の中銀と市場は一息つけた」と説明。28日の大統領選決戦投票が終われば、これら諸国の首脳に会って感謝を表明したいと述べた。
トルコは近年、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、中国、韓国の4カ国から通貨スワップを通じて約280億ドルを確保し、その大半は中銀の外貨準備に入っていると考えられている。
トルコの外貨準備は、通貨リラ防衛のための非正統的な政策などが原因で縮小した。
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