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EUは「関係改善努力」を無視、難民対策で支援を=トルコ大統領

トルコのエルドアン大統領は13日、欧州連合(EU)加盟国の複数の大使に、EUは移民対策で意味のある支援をしておらず、関係改善に向けたトルコの努力に応えていないと訴えた。写真はエルドアン大統領。サードパーティ提供(2022年 ロイター)

[アンカラ 13日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は13日、欧州連合(EU)加盟国の複数の大使に、EUは移民対策で意味のある支援をしておらず、関係改善に向けたトルコの努力に応えていないと訴えた。

トルコとEUの関係は、2019年にトルコと、EU加盟国のギリシャとの間で東地中海沿岸での海洋管轄権と沖合エネルギー資源の権利を巡る紛争が発生したことで緊張が高まった。

トルコとギリシャは相違点を解消するための協議を再開して緊張を緩和し、トルコとEU圏の双方が「前向きなアジェンダ」と呼べるものを確立しようと試みた。ただ、この動きは協力関係の改善をほとんどもたらしていない。

エルドアン氏は首都アンカラで開催されたEU諸国の大使との会合で、トルコはEU圏との関係を「より強固な基盤」の上に確立したいものの、「引き延ばし戦術」にさらされていると批判。「このような段取りに対し、EU側からわれわれが望んでいた反応が得られなかったことは残念だ」と訴えた。

EUとトルコは16年3月、EU圏への難民の流入を食い止めるため、数十億ユーロの支援の見返りとしてトルコがシリア難民を受け入れることで合意した。

トルコは現在、世界最多となる約400万人のシリア難民を受け入れており、これ以上は受け入れないとしている。

エルドアン氏は「トルコは移民との闘いにおいてEUから意味のある支援を受けていない」とし、16年の協定の条件が改定されなければこの問題で「協力を深めること」はできないと指摘した。

また、「ベラルーシの危機は、EU圏が移民との闘いで持続可能な政策を欠いていることを改めて示している」として、国境に取り残された数百万人の移民を巡るベラルーシとEUとの紛争について言及した。

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