August 9, 2018 / 3:43 AM / 4 days ago

情報BOX:トルコの外貨準備不足を示す3つの指標

[ロンドン 8日 ロイター] - トルコの通貨リラが大幅下落し、対外収支が本格的な危機に陥るのではないかとの懸念が広がっている。以下のグラフを見ると、同国の外貨準備はあらゆる観点で不十分であることが分かる。

 8月8日、トルコの通貨リラが大幅下落し、対外収支が本格的な危機に陥るのではないかとの懸念が広がっている。写真は通貨リラ。イスタンブールで昨年10月撮影(2018年 ロイター/Murad Sezer/Illustration)

(1)短期的な見通し

外貨準備が十分かどうかを見る上で、最もよく使われる物差しが短期債務に対する比率だ。トルコは多額の対外債務を抱えるため、この比率が際立って低い。

今年初めは90%だったのが、年央には74%を切った。一般的には100%が最低限度と考えられている。

つまりトルコは市場から資金を借りるか、追加的な外貨準備を生み出さない限り、理論上のデフォルトに陥る可能性がある。同国は年平均2000億ドル程度の借り換えを必要としている。

(2)RAM

国際通貨基金(IMF)は、国がショックに対処するための資源をどの程度備えているかを示す指標「準備充実度指標(RAM)」を開発した。これは従来の外貨・金準備に加え、中央銀行のスワップライン、政府系ファンドの資金、IMFに対するアクセスなど、防御的な資金調達手段を総合的に勘案した数字。

IMFはこの数字の標準を100─150%としているが、トルコは2013年から毎年低下し、現在は75%を切っている。

(3)輸入代金のカバー期間

外貨準備で輸入代金をどの程度の期間賄えるかを見る方法もある。

一部専門家は、この指標は単純すぎると考えているが、エネルギーの大量輸入国であるトルコにとっては意味のある数字だ。石油と天然ガスの価格が1年前から50%も上昇している今は、なおさらだ。

通常、安全とされる最低ラインは3カ月とみられており、トルコは現在約5カ月。ただ、リラの相場が落ち着かなければ急速に縮小していくだろう。

(Marc Jones記者)

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