[イスタンブール/アンカラ 29日 ロイター] - トルコの官報によると、エルドアン大統領は、辞任したギュル法相の後任に、2度の法相経験のあるベキル・ボズダー氏を再び指名した。また、統計局のトップも交代した。
ボズダー氏はエルドアン氏の率いる与党・公正発展党(AKP)のメンバーで、2013─15年と15─17年に法相を務めた。ギュル法相の辞任理由は明らかにされていない。
統計局のトップだったディンサー氏は任命から1年足らずで交代することになった。後任は銀行監督当局の副責任者を務めていたエルハン・チェティンカヤ氏。
最新のロイター調査では、2月3日に公表される1月のインフレ率は47%と、約20年ぶりの高水準を記録すると予想されている。
野党などからは統計局が政治的理由からインフレなどの公式データを改ざんしているとの批判が出ているが、統計局はこれを否定している。
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