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米国務長官がトルコ訪問、被災地復興へ長期支援表明

 ブリンケン米国務長官は2月19日、今月の地震で大規模な被害に見舞われたトルコを公式訪問し、追加支援を発表した。写真は支援物資を自ら運ぶブリンケン氏(中央)。トルコ南部アダナ近郊のインジルリク空軍基地で同日、代表撮影(2023年 ロイター)

[インジルリク空軍基地(トルコ) 19日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は19日、今月の地震で大規模な被害に見舞われたトルコを公式訪問し、追加支援を発表した。また、復興に向けて長期的な支援を提供する考えを示した。

長官はインジルリク空軍基地に到着後、トルコのチャブシオール外相と南部ハタイ県の被災地をヘリコプターで視察。「被害の大きさを見ると再建には大変な努力が必要になるが、われわれはトルコの取り組みを支援する決意だ」と記者団に述べた。

米国はこれまでにトルコに救助隊を派遣したほか、医療物資やがれき撤去用機械などを送付。シリアも対象に追加の人道支援8500万ドルも拠出している。

これに加え、ブリンケン氏はバイデン大統領が5000万ドルの緊急難民移民支援基金を承認する方針だと明らかにした。

米国務省によると、同省と米国際開発局(USAID)を通じてさらに5000万ドルの支援が提供され、トルコ・シリア両国に対する米国の人道支援は総額1億8500万ドルに達した。

ブリンケン氏のトルコ訪問は就任後初めて。関係者によると、同氏は20日にチャブシオール氏と追加協議を行い、エルドアン大統領とも会談する見通し。スウェーデンとフィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟についても話し合うとみられている。

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