September 27, 2016 / 1:52 AM / 3 years ago

米大統領候補が初の直接対決、経済政策などで激論 テレビ討論会

[ヘンプステッド(米ニューヨーク州) 27日 ロイター] - 11月8日投票の米大統領選挙に向けた第1回テレビ討論会が26日夜に行われた。民主党ヒラリー・クリントン候補(68)と共和党ドナルド・トランプ候補(70)が初めて直接対決し、経済や外交政策などについて激論を交わした。

クリントン氏は赤のパンツスーツ姿、トランプ氏は青色のネクタイに黒いスーツ姿で登場。両候補は互いの主張が偽りだと非難し合い、それぞれの陣営のウェブサイトで事実を確認するよう視聴者に促した。クリントン氏が「何でも非難されるような気になる」と漏らす一場面もあった。

クリントン氏は、トランプ氏が長年、人種差別的な態度を取ってきたことを批判。

一方のトランプ氏は、クリントン氏は長期間にわたる公職経験でほとんど成果を残していないと述べ、大統領として任務を果たすためのスタミナがないと指摘した。

肺炎診断を受けて選挙戦を一時中断したクリントン氏は、討論会で健在ぶりをアピールする必要があったが、入念な準備が奏功した。一方、滑り出しは好調だったトランプ氏は、次第に準備不足を露呈するような展開となった。

CNNと調査機関ORCが実施した調査によると、62%がクリントン氏勝利と回答し、トランプ氏が勝利したとの回答は27%だった。

討論会でクリントン氏が優勢だったとの見方が広がり、アジアの株式市場は持ち直した。

クリントン氏は、トランプ氏が打ち出している経済政策について、中間層を犠牲にして富裕層を優遇するものだとして強く批判。

クリントン氏は、トランプ氏の税制政策は「トリクルダウン(富裕層や大企業が豊かになると、最終的には下位にも富が行き渡るという理論)だ」として一蹴した。また、「トランプ氏の政策は、トリクルダウン理論の最も極端なバージョンであり、富裕層への過去最大の減税だ」と述べた。

クリントン氏はまた、トランプ氏の企業が契約を結ぶ一部の相手に支払いを怠ったことを非難。トランプ氏にだまされたという人の多くと会ったことを明らかにした。これに対してトランプ氏は、支払いが行われなかったのは、満足のいく結果が得られなかったからだと反論した。

一方、トランプ氏はクリントン氏の通商政策を攻撃。「米国の雇用が盗まれている状態に、歯止めをかけなければならない」と主張した。

トランプ氏は環太平洋連携協定(TPP)について、クリントン氏が「全面的に賛成していたが、どれほどひどいかについての私の主張を聞いて、『議論に勝てない』と思った」と指摘し、トランプ氏の発言で反対に回ったと攻撃した。

 9月26日、11月8日投票の米大統領選挙に向けた第1回テレビ討論会が同日夜に行われた。民主党ヒラリー・クリントン候補(写真右)と共和党ドナルド・トランプ候補が初めて直接対決し、経済政策などについて論戦を交わした。ニューヨーク州で撮影(2016年 ロイター/Lucas Jackson)

これに対してクリントン氏は「好き勝手に主張しているが、事実ではない」と反論した。

トランプ氏は、イランとの核合意や過激派組織「イスラム国」対策に関するクリントン氏の対応も厳しく批判した。

*見出しを修正し、内容を追加しました。

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