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マスク氏、ツイッター買収合意「一時保留」 追加情報待ち

[13日 ロイター] - 米テスラ最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏は13日、ツイッター買収合意を、スパムや偽アカウントに関する詳細情報が得られるまで一時的に保留にしたと明らかにした。

米テスラ最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏は13日、ツイッター買収合意を、スパムや偽アカウントに関する詳細情報が得られるまで一時的に保留にしたと明らかにした。4月撮影。(2022年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

マスク氏はツイッターで「スパム・フェイクアカウントが本当にユーザー数の5%以下か、裏付ける情報を得るまで合意は一時的に保留にした」と述べた。

米国市場開始前の時間外取引でツイッター株は20%下落。ただ、マスク氏がその後、ツイッター買収に引き続きコミットするとツイッターに投稿したことを受け株価は下げ幅を縮小したものの、この日の取引を約9.7%安の40.72ドルで終了。買収価格である54.20ドルを大幅に下回っている。

関係者は、マスク氏の発言を受けツイッターが直ちに行動を起こす予定はないと指摘。ツイッターはマスク氏の発言が評判を落とす内容であり買収契約の条件に違反しているとみているが、買収に引き続きコミットするとのマスク氏の投稿に勇気づけられていると述べた。

ツイッターのパラグ・アグラワル最高経営責任者(CEO)は「買収は成立すると予想しているが、あらゆるシナリオに備えておく必要がある」とツイートした。

アラグワルCEOは前日、上級幹部2人が退任すると社内メモで明らかにしたほか、大半の採用の一時停止と全ての採用内定の見直しを表明している。

ツイッターは当局への報告書で、1日当たりのアクティブユーザー(DAU)数に占めるフェイクまたはスパムアカウントの割合は第1・四半期で5%以下と推計。マスク氏は、ユーザーに広告など不要なメッセージを一方的に送り付ける「スパムボット」をツイッター上から排除することを優先課題の一つに位置付けている。

ただ、ツイッターによると5%以下は推計値であり、実際のフェイクまたはスパムアカウントの割合はもっと大きい可能性があるという。

ハーグリーブス・ランズダウンのアナリスト、スザンナ・ストリーター氏は「5%という数値はしばらく前から出ていた。マスク氏がすでに認識していたことは明らかだ」と指摘。マスク氏がなぜ今になってこの数値を取り上げたのか疑問で「買収価格を引き下げる戦略の一環かもしれない」と述べた。

マスク氏の代理人は現時点でロイターのコメント要請に応じていない。

ウェドブッシュのアナリスト、ダニエル・アイブス氏はメモで「ツイッターへの投稿でこれほど多くの不確実性を作り出すマスク氏の気質はわれわれや金融街にとって非常に厄介だ。今やツイッターの買収全体が多くの疑問と今後の買収の道筋について具体的な答えのないサーカスショーになっている」と語った。

トランプ前米大統領は13日、独自のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)アプリ「トゥルース(真実)・ソーシャル」への投稿で「ツイッターがボットやスパムアカウントに大きく依存している会社だと分かっている中で、イーロン・マスク氏がこんなばかげた価格でツイッターを買うわけがない」とした上で、トゥルース・ソーシャルの方がツイッターより優れていると述べた。

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