[サンフランシスコ 9日 ロイター] - 短文投稿サイト運営の米ツイッターTWTR.Nは9日、アダム・ベイン最高執行責任者(COO)が退社することを明らかにした。別の機会を模索するためという。時間外取引でツイッター株は4.3%下落した。
後任COOには、アンソニー・ノト最高財務責任者(CFO)が就任する予定。ツイッターは次期CFOの人選を開始するとしている。
ベイン氏は今後数週間でCOO職の引き継ぎを行ってから退社する予定。
ツイッターは利用者数の伸びが頭打ちとなっており、金融機関をアドバイザーに起用して身売りを模索していたが、買い手が見つからなかった。同社は先月、全世界で9%の人員削減を行う方針を示した。
ノト氏は2014年からCFOを務めており、COO就任後もライブコンテンツ事業の責任者を続けるとともに、グローバル広告販売やモバイル広告交換ツール「MoPub」を担当する。
ベイン氏は10年に同社に入り、広告事業の拡大に貢献。ウェドブッシュ証券のアナリスト、マイケル・パクター氏は、「ツイッターでベイン氏は最も有能な人物」と評価。「事業の中で実績を上げていた部門は彼が担当していた広告だった」と指摘した。
*内容を追加しました。
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