[3日 ロイター] - 米ツイッターTWTR.Nは、一部ユーザーのパスワードが社内システムに通常のテキストで保存される不具合が見つかったとして、3億3000万人強にパスワードの変更を呼び掛けた。
ツイッターは不具合を修復したとし、社内調査で内部関係者がパスワードを盗んだり、悪用したりした兆候は発見できなかったと説明している。ただ念のため、パスワード変更の検討をすべてのユーザーに促した。
影響規模は公表しなかったが、関係者によると「相当数」で、「数カ月間」不具合が続いた。ツイッターは数週間前に欠陥(バグ)を見つけ、一部規制当局に届け出たという。
不具合はパスワード暗号化技術に関するものと説明。バグにより、この技術プロセスが完了する前にパスワードが内部のコンピューターログに記載されたとしている。
ツイッターは「今回の事態が起き、非常に遺憾だ」とコメントした。
引け後の時間外取引で、株価は1%値下がりして30.35ドル。
ツイッターは、パスワードを変更したり、2要素認証サービスを有効にしたりするなど、アカウントの安全性を確保するよう注意を促している。
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