[25日 ロイター] - 米ツイッターTWTR.Nが発表した第1・四半期決算は、純利益が6100万ドル(1株利益0.08ドル)となった。前年同期は6160万ドルの赤字(同0.09ドルの赤字)だった。
特別項目を除く1株利益は0.16ドル。アナリストの予想平均は0.12ドルだった。
総売上高は21%増の6億6490万ドルとアナリスト予想(6億0760万ドル)を上回った。広告収入も21%増の5億7500万ドルと市場予想(5億2310万ドル)を上回った。
ビデオが広告収入の半分以上を占め、第1・四半期で最も成長した広告媒体となった。
データ事業など広告以外の売上高は前年比20%増だった。
売上高の48%を占める海外売上高は前年比53%増だった。一方米国売上高は2%増にとどまった。
ツイッターは「特に堅調だったアジア太平洋地域を中心に、全ての地域で増加した」と発表した。日本は売上高で2番目に大きな市場を維持した。
株式報酬を除く第1・四半期の費用は10%増加した。ただツイッターは株式報酬を削減しており、総費用は横ばいだった。
また昨年の米税制改革による税制優遇は2100万ドルだった。
月間ユーザー数は前年比3%増の3億3600万人。ファクトセットがまとめた市場予想は3億3400万人だった。
米国外のユーザー数は第4・四半期から500万人増加。米国内のユーザー数は同100万人増加した。
ツイッターは社員数が2018年に10─15%増加すると発表した。ツイッターにおける「健全性」や他の優先事項を改善するために人材を採用するという。
また堅調だった2017年後半との比較では今年後半の売上高の成長は見込みづらく、今年は2016年のように売上高の伸び鈍化が見込まれるとした。
株価は寄り前の取引で13%高の34.40ドル。
年初来では前日引けまでに26.9%高。S&P500.SPXは同1.5%安。
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