July 26, 2012 / 10:48 AM / 7 years ago

ECB総裁、ユーロ圏擁護に向け責務の範囲で行動する用意表明

[ロンドン 26日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は26日、ECBにはユーロ圏を守るために責務の範囲内で何でもする用意があると述べ、高水準となっている重債務国の国債利回りの引き下げに動く可能性もあることを示唆した。

7月26日、ECBのドラギ総裁は「ECBは責務の範囲内でユーロを守るためにできることを何でもする用意がある」と語った。9日撮影(2012年 ロイター/Francois Lenoir)

ドラギ総裁はロンドンで開催された投資会議で、「ECBは政府の借り入れコストが不当に上昇していることへの対処を含め、ユーロ圏を崩壊から守るためにできることを、責務の範囲内で何でもする用意がある。信じてほしい、それで十分なはずだ」と発言。

「国債利回りの水準によって、金融政策の効果を伝える経路の機能が抑えられるのであれば、それはECBの責務の範囲になる」との見解を示した。

ただ「政府に可能な措置を補足するようなことはしたくない」と述べた。

総裁のこれまでにない大胆な発言は、国債利回りが持続不可能な水準に上昇しているイタリアとスペインの支援に向け、ECBが行動する用意があることを示唆している。

総裁はさらに「ユーロ圏は、現在皆が考えているよりもずっとずっと強い」とし「ユーロは後戻りできない」と語った。

2年後のユーロ加盟国の数についての質問に対して、総裁は「加盟国がユーロ圏を離脱する可能性を予想することはできない」と答えた。

このほか、ユーロ圏の銀行をきちんと監督できる中央機関を持つことが重要だとの考えを示した。

ドラギ総裁のこうした発言を受け、市場ではユーロが上昇、独連邦債先物は下落している。

モニュメント証券のストラテジスト、マーク・オズワルド氏は「高水準の国債利回りがECBの金融政策の効果伝達を阻害しているとの発言は、ストレートな国債買い入れへの制限回避を試みる可能性が示唆されている点で興味深い」と指摘。

ただ、総裁の見解は、バイトマン独連銀総裁、アスムセンECB専務理事、メルケル首相などの合意を得る必要があり、これらドイツ要人の合意を得られるかが焦点になるとの見方を示した。

*内容を追加して再送します。

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