December 20, 2017 / 10:15 AM / 6 months ago

欧州司法裁、ウーバーは輸送サービスと判断 タクシー同様の規制対象

[ルクセンブルク 20日 ロイター] - 欧州連合(EU)の最高裁に当たる欧州司法裁判所(ECJ)は20日、米配車大手ウーバー[UBER.UL]について、輸送サービスを提供しており、タクシー業界のように規制を受けるとの判断を示した。

 12月20日、欧州連合(EU)の最高裁に当たる欧州司法裁判所(ECJ)は、米配車大手ウーバーについて、輸送サービスを提供しており、タクシー業界のように規制を受けるとの判断を示した。写真はウーバーなどのサービスが不当競争に当たると訴えるタクシー運転手のデモ。7月撮影(2017年 ロイター/Sergio Perez)

ECJは「ウーバーが提供する、個人とプロではないドライバーをつなぐというサービスは輸送分野のサービスに該当する」と指摘。「そのため、加盟国はそのサービスを提供することに規制をかけることができる」とした。

ECJはウーバーが「ドライバーがサービスを提供する状況に決定的な影響力を持つ」とし、「ウーバーのアプリがなければ都市内で移動しようとするユーザーは、こうしたドライバーのサービスは利用しない」と指摘した。

今回の訴訟はバルセロナのタクシー運転手の団体が提起したもので、ウーバーがスペインでプロではないドライバーを利用することは不当競争などに当たると主張していた。このサービスは「ウーバーポップ」と呼ばれ、現在ではスペインや他の国で停止されている。

ウーバー側は、同社はドライバーと乗客を仲介するデジタルアプリであるため、EUのオンラインサービス向けの規制の対象となると主張していた。オンラインサービスはタクシー業界に比べて軽い規制が適用される。

ウーバーが「ウーバーポップ」などの無認可サービスを減らし各国の運輸関連法に従っていることから、ECJの判断が同社の欧州事業に直ちに影響を及ぼす可能性は低いとみられる。

ウーバーのコスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は20日にツイッターで、ECJの判断は「逆風ではない」とし、「EUでは既に事業アプローチを変更しており、運輸関連法に従いプロのドライバーと事業を展開している」と説明。また、さらに多くの欧州市民に手頃な料金で輸送サービスを提供できるよう、EU当局と協議を続けていくとした。

法律事務所ガウリングWLGのEU通商競争法担当責任者、バーナディン・アドキンス氏は、今回の判断がウーバーの市場での立場を明確に示したと指摘。「ウーバーの運転手に対するコントロール、価格設定能力、また同社のサービスがユーザーエクスペリエンスから切り離せないことは、同社がドライバーと乗客をつなぐ以上のプラットフォームであることを意味している」との考えを示した。

*内容を追加しました。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below