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米ウーバー、自動運転トラック開発の新興企業買収 ボルボとも提携

[18日 ロイター] - 配車サービスの米ウーバー・テクノロジーズは18日、自動運転トラックの開発を手掛ける新興企業のオットーを買収したと明らかにした。

8月18日、配車サービスの米ウーバー・テクノロジーズは、自動運転トラックの開発を手掛ける新興企業のオットーを買収したと明らかにした。パリで3月撮影(2016年 ロイター/CHARLES PLATIAU)

また、自動運転車の開発で中国・吉利汽車傘下のボルボ・カー・グループと提携したことも発表した。投資規模は3億ドルで、双方でほぼ折半するという。

ウーバーのトラビス・カラニック最高経営責任者(CEO)はブログで「ウーバーには自動車生産の経験がないため、提携は当社の自動運転戦略に不可欠だ」とコメント。

CEOによると、オットーの創業者の1人であるアンソニー・レバンドフスキ氏が今後、ウーバーがサンフランシスコ、パロアルト、ピッツバーグで進めている自動運転車の開発の指揮をとる。荷物の配達やトラック輸送のほか、配車サービスへの自動運転導入も検討中という。

レバンドフスキ氏は米アルファベット傘下のグーグルGOOGL.Oの自動運転車部門のプロダクトマネジャーを務めていたが、今年に入りオットーに加わるため退社していた。

関係者によると、ウーバーはピッツバーグで今月末までに自動運転試験を開始する予定で、一部の顧客はピッツバーグ市街で携帯電話を使った自動運転車の配車サービスを利用できるという。

オットーはシリコンバレーに本拠を置いており、現在の従業員数は100人弱。5月時点では約40人だった。同社はこれまでに高速道路向けに開発された自動運転トラックの走行試験を実施している。

ウーバーとの合意に基づき、オットーの現従業員はウーバーが自動運転トラック事業で得た利益の20%を受け取ることになる。

ウーバーとボルボの提携ではまず、ボルボの「XC90」SUV(スポーツ多目的車)モデルで自動運転車の共同開発を目指す。

具体的には、ウーバーはボルボの車両を購入し、配車サービス向けの無人制御システムを搭載する。

ボルボは同じ車両を使って、ドライバーが乗車することを想定した自社の自動運転車開発に活用する。

提携に期限はないが、関係筋によると、両社は2021年をめどに完全な自動運転車の開発を目指しているという。

ウーバーをはじめ、配車、相乗りサービスなどを手掛ける会社にとっては、自動運転車で事業を運営できれば、運転手への賃金支払いという最大のコストを大幅に削減できる利点がある。一方、ボルボなど既存の自動車メーカーにとっては、これら新たなサービスの台頭が消費者の車離れを促すリスクをはらんでおり、脅威ともなっている。

だが自動車業界では最近、シリコンバレーなどのハイテク企業との提携が急速に加速しており、トヨタ自動車7203.Tもウーバーと提携しているほか、独フォルクスワーゲン(VW)VOWG_p.DEは配車アプリのゲット、米ゼネラル・モーターズ(GM)GM.Nはリフトにそれぞれ出資している。

米道路交通安全局(NHTSA)の報道官は、「当局は道路交通の安全向上に向け、自動運転技術の開発、試験、採用を行うすべての企業への関与を続けている」とコメント。「高度に自動化された車両」の開発と試験に関する政府のガイドラインが近く発表されると明らかにした。

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