[チューリッヒ 6日 ロイター] - スイスの金融大手UBSは5日、英国からドイツに最大320億ユーロ(364億4000万ドル)の資産を移管することについて、ロンドンの裁判所から承認を得た。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)後もEU内で事業を継続するための措置という。
UBSはこれにより、ロンドンを拠点に主に投資銀行業務を手掛けるUBSリミテッドからフランクフルトのUBSヨーロッパSEに3月1日付で業務を移転する。
UBSの広報担当は裁判所の決定を認めた。
またブレグジット対策として、ロンドンを拠点とする従業員約5000人のうち200人未満をフランクフルトなど他の地域に異動させることも発表した。