[ワシントン/キーウ(キエフ) 6日 ロイター] - 米政府はウクライナ政府に対して、ロシアとの交渉に前向きな姿勢を見せるよう非公式に働きかけている。米紙ワシントン・ポストが関係筋の話しとして報じた。
この要請は、ウクライナを交渉のテーブルに着かせることが目的ではなく、各国のウクライナ支援を確実に維持するための計算された試みという。
ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアのプーチン大統領との会談に応じない姿勢を示していることで、ウクライナ戦争で物価が高騰している欧米など一部の国で懸念が生じていることを米国やウクライナの当局者は認識しているという。
ある米当局者は「一部の支援国でウクライナ疲れが現実のものとなっている」と述べた。
ホワイトハウスの国家安全保障会議は、この報道についてコメントを控えている。
米国務省の報道官は、これまでの見解を繰り返すとした上で「ロシアが交渉の準備ができているとするなら、爆撃とミサイル攻撃を止め、ウクライナから軍を撤退させるべきだ」と述べた。
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