January 22, 2019 / 3:26 AM / 7 months ago

キャメロン氏、英国民投票は実現しないと想定していた=EU大統領

 1月21日、欧州連合(EU)のトゥスク大統領は、EU離脱の是非を巡る国民投票実施を決断したキャメロン前英首相(写真)について、実施を約束した当初は2015年の総選挙で自身の保守党が単独過半数を獲得するとは考えておらず、連立相手の阻止で投票は実現しないと想定していたとの見方を示した。写真は英国がEU離脱を決めたあとで演説するキャメロン氏。ロンドンで2016年6月撮影(2019年 ロイター/Stefan Wermuth)

[ロンドン 21日 ロイター] - 欧州連合(EU)のトゥスク大統領は、EU離脱の是非を巡る国民投票実施を決断したキャメロン前英首相について、実施を約束した当初は2015年の総選挙で自身の保守党が単独過半数を獲得するとは考えておらず、連立相手の阻止で投票は実現しないと想定していたとの見方を示した。

キャメロン前首相が最初に国民投票実施を約束したのは2013年。当時は親EU派の自由民主党と連立政権を組んでいたが、保守党内のユーロ懐疑派をなだめて、反EUの英国独立党(UKIP)に支持者が流れることを阻止する狙いがあった。

その後、15年の総選挙で保守党は予想外に単独過半数を獲得し、16年に実施した国民投票でEU離脱が決定。EU残留に向けた運動を展開していたキャメロン氏は辞任した。

トゥスク氏は英BBCの番組で「キャメロン氏に『どうして国民投票を決断したのか。余りにも危険でばかげている』と問うたら、自分自身の党が唯一の理由だという答えが返ってきた」と述べた。番組は今月中に放送される見通し。

トゥスク氏によると、自由民主党が国民投票を阻止する見込みのため、実現するリスクはないと当時のキャメロン氏は想定していたという。ただ、総選挙によって連立は解消され、「皮肉なことに彼は自身の勝利の犠牲者となった」とした。

一方、キャメロン氏の元報道官、クレイグ・オリバー氏はトゥスク氏のコメントは「完全なる誤り」と一蹴。ツイッターへの投稿で、キャメロン氏は15年の選挙戦で一貫して国民投票を行わない政権を率いることはないと明言していたと指摘し、「連立政権を『責任回避の言い訳』にするのは作り話」だとした。

キャメロン氏は前週、英議会でメイ首相の離脱案が大差で否決された後に英紙デーリー・ミラーに対し、国民投票を決めたことは後悔していないと表明。その上で「無論、国民投票に負けたことは深く悔やんでいる」と述べている。

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