January 15, 2020 / 10:06 AM / 10 days ago

英CPI、12月は前年比+1.3%に減速 3年超ぶりの低い伸び

[ロンドン 15日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した2019年12月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、市場予想に反して減速し、3年超ぶりの低い伸びとなった。宿泊費の下落が背景。インフレ鈍化を受け、イングランド銀行(英中銀)が今月末にも利下げを決定するとの観測が高まっている。

12月のCPIは前年比1.3%上昇。11月(1.5%上昇)から減速し、2016年11月以来の低い伸びとなった。ロイターがまとめたエコノミスト予想は、11月と同じ1.5%上昇だった。

発表を受けて英ポンドは対ドルで1.30ドルを割り込み、英国債の価格は上昇した。

今年に入り、英中銀幹部からは経済を懸念する声が相次ぎ、金融市場では今月にも利下げに踏み切るとの見方が浮上していた。

英中銀の金融政策委員会(MPC)のソーンダーズ委員は15日、CPIの発表に先立って、英国の労働市場や経済全般の弱さを理由に利下げすべきとの考えを変えていないと発言した。

12月の統計を踏まえた第4・四半期のインフレ率は1.4%と、英中銀が昨年11月に示した予想と一致したが、12月の減速で緩和期待が高まっている。

金融市場では現在、1月30日の金融政策委員会で利下げが決まる確率を56%織り込んでいる。CPI発表前は49%だった。

クロース・ブラザーズ・アセット・マネジメントの投資サービス責任者、ロバート・アルスター氏は「これらの数字は、必要ならば景気を刺激するために利下げする明確な余地があるというカーニー総裁の考えを裏付けるものだ」と指摘した。

ONSの統計担当者、マイク・ハーディー氏は、12月のCPI鈍化の要因として、ホテル代や婦人物衣料価格の下落を挙げた。

ONSによると、12月に調査したホテルの33%が宿泊料の下落を報告し、上昇と回答したのは10%にとどまった。

エネルギー、燃料、アルコール、たばこを除いたコアインフレ率は前年比1.4%上昇で、こちらも11月(1.7%上昇)から減速し、2016年11月以来の低い伸びとなった。

*内容を追加しました。

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