January 16, 2019 / 5:50 AM / a month ago

アングル:英下院、内閣不信任案採決へ 投票の道筋は

[16日 ロイター] - 英下院で15日、欧州連合(EU)との離脱合意案が否決されたのを受け、16日には内閣不信任案の採決が実施される。採決は、最終的に総選挙につながる可能性もある。

採決の道筋を以下にまとめた。

◎採決の手順

野党労働党は15日、他の少数野党の支持を得て、内閣不信任投票を求める動議を提出した。

コービン党首は16日の1300GMT、動議についての討論の口火を切り、メイ首相も発言する。

1900GMTに投票が行われ、結果は1915GMT前後に出る見通し。

下院議員は650人。シン・フェイン党の7議員は登院しない慣習で、議長4人は投票せず、票の計算係4人は勘定に入らないため、政府が信任を勝ち取るには318票が必要。

◎内閣が信任を得た場合

内閣が信任を得た場合には、政権が維持される。ただ、内閣不信任決議案を再び提出するのに時間的な制約は設けられていないため、労働党はいつでも再提出できる。

◎不信任案が可決された場合

不信任案が可決されても、メイ首相が辞任する義務はない。投票後14日間に、メイ氏の保守党を含むあらゆる党が政権樹立を試みることができる。そのためには下院における信任投票で勝つ必要がある。

14日以内に新政権が樹立できない場合には、総選挙となる。

◎メイ政権が負ける確率

与党保守党は議会で単独過半数を有していないが、閣外協力する北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)は政府への支持を表明している。従って、不信任投票でメイ首相が負けるのは、自党保守党内で十分な数の議員が造反する場合だけとなる。

<不信任投票についての議員発言>

◎ジェレミー・コービン労働党党首

「われわれが直面する最も重要な問題は、政府が下院とこの国で信任を失ったということだ」

◎親EU派で国民投票の再実施を支持する保守党議員、ジャスティン・グリーンニング氏

「総選挙は望まない。政党政治の問題ではない」

◎マット・ハンコック保健相(保守党)

「わが党はジェレミー・コービン氏に政権を譲る気はない」

◎DUPのサミー・ウィルソン議員

1月16日、英下院で欧州連合(EU)との離脱合意案が否決されたのを受け、16日には内閣不信任案の採決が実施される。写真は15日、ロンドンの首相官邸を出るメイ首相(2019年 ロイター/Peter Nicholls)

「われわれは政府を支持する票を投じる。労働党の不信任動議に反対票を投じる。保守党政権がブレグジット(EU離脱)を実行し続けることを望む。政権交代、政策の変化は望まない」

◎保守党のブレグジット支持グループを率いるジェーコブ・リースモッグ議員

「私は首相を支持するだろう」

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