[ブリュッセル 5日 ロイター] - 欧州航空安全機関(EASA)は5日、ウクライナでの戦争により、民間機が誤って標的となる恐れやサイバー攻撃の可能性など航空会社へのリスクが高まっていると警告した。
インターネットで公表した文書で「混乱した戦争の場では誤認が生じやすく、このリスク発生は全ての戦闘当事者に共通する」とし、航行に関連し得る電子機器や識別ツールが妨害される可能性も加味すれば、罪のない航空機がミサイルなどにさらされる可能性は容易に想像できると指摘した。
ウクライナ領空に関する警告とは明記されておらず、ロシアとウクライナの紛争による航空機へのリスク全般に関する内容となっている。
EASAはさらに、民間空港を使用する軍事作戦の増加に絡むリスクや、紛争地帯で使われている軍事用のドローン(無人機)や航空機が誤って近隣の民間空域に侵入するリスクもあると警告した。
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