[キーウ(キエフ) 7日 ロイター] - ウクライナ軍は7日、ロシアがウクライナ兵士210人の遺体を返還したと明らかにした。その大半はウクライナ南東部マリウポリの製鉄所でロシア軍から同市を守るため死亡した兵士だと説明した。
ロシア軍がマリウポリの制圧を目指す中、アゾフスタリ製鉄所ではウクライナ兵士が数週間立てこもり抵抗を続けていたが、先月投降してロシアに身柄を拘束された。
ウクライナ軍幹部は、ツイッターへの投稿で「マリウポリで倒れた兵士の遺体を戻す作業が進められている。これまで210人の兵士が返還された。そのほとんどはアゾフスタリの英雄的な防衛者だ」と述べた。
製鉄所に立てこもっていた推定2000人の兵士の運命については、これまでほとんど情報がない。ウクライナ政府は捕虜交換で全ての兵士の引き渡しを求めているが、ロシア議会では一部の兵士を訴追すべきだとの声が出ている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」