[ニューヨーク 6日 ロイター] - バイデン米大統領は、ロシアのプーチン大統領が核兵器使用の可能性を示唆していることについて、キューバ危機以来の核の脅威になり得るとの認識を示し、プーチン氏にとって危機脱出の出口がどこにあるかを米政府は探っていると述べた。
バイデン氏は民主党支持者らとの会合で「これまでの流れが止められなければ、キューバのミサイル危機以来初めて核兵器使用に関する直接的脅威に直面することになる」と述べた。
プーチン氏の言動について「本気で戦術核兵器や生物・化学兵器を使用する可能性について語っている。ロシア軍が著しく劣勢となっているからだ」と指摘。
「戦術核兵器を使用してもアルマゲドン(世界最終戦争)を回避できる簡単な方法があるとは思わない」とした。
その上でプーチン氏にとって「面目だけでなくロシアにおける相当の権力を失わず」危機から脱する出口があるのかを米政府は見いだそうとしていると語った。
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