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ロシア航空業界が孤立、ボーイングが部品・保守サポート停止

[ワシントン 1日 ロイター] - ロシアのウクライナ侵攻と西側の制裁措置を受け、米航空機大手ボーイングは1日、ロシアの航空会社への部品・メンテナンス・技術サポートを停止したと発表した。

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米政府は、欧州連合(EU)とカナダに続き、ロシア航空機の米領空飛行を禁止を明らかにした。

ボーイング社の広報担当者は「紛争が続く中、当該地域の同僚の安全確保に注力している」と述べた。前日には、モスクワの訓練施設の営業停止やキエフオフィスの一時閉鎖を発表していた。

航空機メーカーやエンジンメーカー、リース業者、メンテナンス業者などは、米国や欧州連合(EU)の対ロシア制裁により同国向けの航空機リースや輸出、部品提供の禁止に直面している。

今回の制裁はイランや北朝鮮と同様にロシアの航空セクターを孤立させるものだが、ロシアは市場規模が大きく、欧米のサプライヤーへの依存度が高まっていたことから、より大きな影響を及ぼすことになる。

航空コンサルティング会社IBAによると、2021年にロシアは世界の航空輸送能力の約6%を占め、19年の約4%から拡大した。新型コロナウイルスのパンデミック(大流行)時に国内市場が他国より堅調だったことが背景にある。

昨年のロシアの国内輸送能力はパンデミック前の水準を上回った。多くの東南アジアの航空会社が財務上の問題から支払いを停止したり飛行機を返却したりする一方、ロシアの航空会社はジェット機のリース契約でより信頼できる取引先と見なされていた。

<リース契約も解除へ、新規引き渡しも停止>

航空機リース会社は、ウクライナ侵攻を巡る西側諸国の制裁措置を受け、ロシア航空会社との数百機に上るリース契約を解除する見通しだ。

航空調査会社シリウムによると、ロシアの航空会社は980機の旅客機を運航しており、777機がリースされている。このうちの3分の2に当たる515機(推定市場価値100億ドル)が、外国企業からのリース機という。

EUは、航空機リース会社に対し、3月28日までにロシアでの現行契約を終了するよう求めた。

ただ、ロシアが契約解除に応じるか懸念を示す声も出ている。

IBAの幹部は、スペア部品の供給禁止もロシアの航空産業に大きな影響を与えると予測。

ロシアの航空会社は、西側諸国の航空機メーカーから新たな航空機を調達することも禁止される。ボーイングや欧州エアバスにとっては打撃となる。

ボーイングは、ロシアの主要事業全てを停止すると表明した。

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