[ブチャ(ウクライナ) 31日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は31日、首都キーウ近郊ブチャでロシア軍が行った残虐行為をウクライナは決して許さないと表明した。
この日はブチャが33日間の占領から解放されてから1年に当たる。
ゼレンスキー氏は「ブチャが解放されたとき、われわれは悪魔が地上にいることを知った。一時的な占領の間に起きていた凶悪な真実が世界に知れ渡った」と指摘した。
国際調査団はロシア軍が大規模な残虐行為を行ったとされる場所で証拠を集めている。ロシアは疑惑を否定している。
ウクライナ当局はロシアのブチャ占領で37人の子どもを含む1400人以上が死亡したと主張している。175人以上が集団墓地や拷問部屋で発見され、ロシア軍による9000件の戦争犯罪が確認されたとしている。
ゼレンスキー氏は、SNS(交流サービス)にこの町はロシア軍による「残虐行為の象徴」と投稿。「われわれはこの戦争の犠牲者を決して忘れない。全てのロシアの殺人者を必ず裁く。決して許さない」と強調した。
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