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バイデン氏が暗に中国非難、ロシアの対ウクライナ軍事行動巡り

バイデン米大統領は24日、ウクライナにおけるロシアの軍事行動を支持するいかなる国も「汚名を着せられる」と述べ、ロシアの行動を「侵攻」と表現することを拒んだ中国政府を暗に非難した。写真はホワイトハウスで撮影(2022年 ロイター/Leah Millis)

[ワシントン/北京 24日 ロイター] - バイデン米大統領は24日、ウクライナにおけるロシアの軍事行動を支持するいかなる国も「汚名を着せられる」と述べ、ロシアの行動を「侵攻」と表現することを拒んだ中国政府を暗に非難した。

バイデン氏はホワイトハウスで、ロシアのプーチン大統領の行動は世界中の自由にとって危険だと指摘。「プーチンは国際舞台でのけ者になるだろう。ロシアのウクライナに対するあからさまな侵略を容認するいかなる国も、その付き合いによって汚名を着せられるだろう」と記者団に述べた。中国を名指しはしなかった。

ロシアを孤立させるよう中国に促しているのかとの質問に対しては、「今のところ、それについてコメントする用意はない」と述べた。

また、プーチン氏の行動について、「われわれの世界の将来に対する不吉なビジョンを示している。それは国家が力によって欲しいものを取るような将来だ」とした。

中国外務省報道官は24日の定例会見で、ウクライナ情勢に関わる各国に自制を求めた上で、ロシア軍の行動について、海外メディアが表現するようなウクライナへの「侵攻」ではないとの認識を示した。

米ホワイトハウスのサキ報道官は同日の記者会見で、「中国やいかなる国も、歴史上どちらの側に立ちたいのかを決断する時を迎えている」と強調。

ブリンケン国務長官が今週、ウクライナ情勢を巡り中国の王毅国務委員兼外相と電話会談を行ったことに触れ、バイデン大統領は中国の習近平国家主席と会談する可能性を排除していないと指摘。ただ、現時点で「何の見通しも示せない」と付け加えた。

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