[ワシントン 3日 ロイター] - 米バイデン政権当局者は、中国がこれまでのところウクライナに侵攻しているロシアに対する軍事、経済支援を行っていないことに安堵(あんど)していると述べた。
当局者はロイターに対し、中国のロシアに対する長期的な支援を全般的に懸念しているとしながらも、「中国によるロシアへの直接的な軍事支援や、制裁逃れ幇助(ほうじょ)に向けた組織的な取り組みは確認されていない」と指摘。今後も監視を続けると述べた。
ただ、中国がロシア非難をなお控えていることについて、米政府は引き続き懸念していると語った。
バイデン大統領は20─24日に韓国と日本を訪問。日本では米日豪印4カ国の枠組み「クアッド」の首脳会議も開く。今回のアジア歴訪では中国は訪問しない。
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