[17日 ロイター] - ヌーランド米国務次官(政治担当)はロシアが2014年に併合したクリミア半島について、最低限でも非軍事化する必要があるとの見解を示し、クリミアの軍事目標に対するウクライナの攻撃を米国は支持すると表明した。
クリミアのセバストポリ港はロシアの黒海艦隊が拠点を置いている。
ヌーランド氏はカーネギー国際平和財団での講演で「クリミアが最低限非軍事化されない限りウクライナは安全にはならない」と述べた。
ウクライナ戦争がエスカレートするリスクを巡る質問に対し、ロシアはこの戦争に欠かせない多くの軍事施設を有していると指摘。「これらは正当な目標だ。ウクライナは攻撃しており、われわれはそれを支持している」と語った。
ロシア外務省のザハロワ報道官は17日、クリミアの軍事目標に対するウクライナの攻撃を米国は支持するとのヌーランド氏の発言は、米国がこの紛争に関与していることを示すと指摘した。
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