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デンマーク、ウクライナ和平協議のサミット開催地に名乗り

 5月22日、デンマークのラスムセン外相は、ウクライナとロシアの和平を目指す各国による首脳会議(サミット)を同国で開催したいとの意向を表明した。ベルギー・ブリュッセルで2月20日撮影(2023年 ロイター/Johanna Geron)

[コペンハーゲン 22日 ロイター] - デンマークのラスムセン外相は22日、ウクライナとロシアの和平を目指す各国による首脳会議(サミット)を同国で開催したいとの意向を表明した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は21日の主要7カ国(G7)広島サミットで、ロシアとの戦争終結に向けた国際社会の支援を呼びかけ、7月に世界的なサミットを開くことを提案している。

ラスムセン氏は「ウクライナがそうした会合を実施する機会が到来したと考えるなら素晴らしいことで、デンマークは会合の開催地になりたいとの気持ちははっきりしている」と語った。

その上で「最初の段階としてわれわれはこのような会合を開くという世界全体の意思を創出する努力が必要だ」と述べ、ウクライナの同盟国だけが参加する形にしてはならないと強調。インドやブラジル、中国といった国の関与が不可欠だと指摘した一方、ロシアの参加は難しいだろうと付け加えた。

ゼレンスキー氏は昨年、ロシア軍の全面撤退やウクライナの領土一体性尊重など10項目の和平案を提示しており、ウクライナ政府は和平に向けたサミットでこれらの具体策を議論しなければならないとしている。

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