for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

ロシア、ウクライナ東部の解放が無条件の優先事項=外相

 5月29日、ロシアのラブロフ外相は、ウクライナ東部ドンバス地域の「解放」がロシア政府にとって「無条件の優先事項」だと述べ、他の地域は自らの意思で未来を決めるべきとの立場を示した。写真はドネツク地域のパトロールにあたるウクライナ軍兵士(2022年 ロイター/Serhii Nuzhnenko)

[29日 ロイター] - ロシアのラブロフ外相は29日、ウクライナ東部ドンバス地域の「解放」がロシア政府にとって「無条件の優先事項」だと述べ、他の地域は自らの意思で未来を決めるべきとの立場を示した。

仏テレビTF1のインタビューで語った。ロシア軍はこのところドンバスで攻勢を強め、主要部の完全掌握を目指している。

ラブロフ氏はドンバスのドネツク州とルガンスク州は「ロシアが独立国家と見なしており、その解放が無条件の優先事項だ」と述べた。ロシア外務省が発言内容を公表した。

ウクライナの残る地域については「基本的にロシア恐怖症であることが明白となったネオナチ政権下に戻ることを喜ぶとは思わない。人々が自らの意思で決める必要がある」と主張した。ロシアのプーチン大統領はウクライナのゼレンスキー政権をネオナチ政権と呼び、同国の「非ナチ化」を名目に侵攻に踏み切った。

ラブロフ氏は、ウクライナ政府が国内のロシア語を話す住民に軍事攻撃を仕掛けていることに関してロシアが発した警告を西側諸国が無視したため、侵攻が「不可避」になったとした。ウクライナはロシアの主張を否定している。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up