[ブリュッセル 6日 ロイター] - 欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表(外相に相当)は欧州議会で、EUはウクライナでの早期停戦を望んでいるが、停戦の仕方も重要との認識を示し、ウクライナへのさらなる武器供与を呼び掛けた。
ボレル氏は「どんな形の停戦でも望んでいるわけではない」とし、「停戦によって、領土が分断・中立化され、数百万人が国外に避難し、死者が多数出ているような破壊された国がもたらされるならば、そのような停戦は望まない」と語った。
そのため、EUはウクライナへの武器供与を続ける必要があるとし、ウクライナ側はそれを望んでいると述べた。
また、EUがロシア産石油とガスの購入を続けていることについては、EUはウクライナに提供した金融支援の何倍もの額をロシアに払っていると指摘した。
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