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ロシアのウクライナ侵攻、米高官「すぐにも」 外交なお選択肢

[ワシントン 6日 ロイター] - サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は6日、ロシアが数日もしくは数週間以内にウクライナに侵攻する可能性があると警告した。一方、外交的な解決を探るべく、欧米諸国は取り組みを加速している。

 サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は6日、ロシアが数日もしくは数週間以内にウクライナに侵攻する可能性があると警告した。写真はウクライナのルハンスク地域を歩く同国軍兵士(2022年 ロイター/Maksim Levin)

サリバン氏は米テレビ番組「FOXニュース・サンデー」で、「ロシアはすぐにでもウクライナに対し、軍事行動を起こす可能性がある。数週間後かもしれないし、代わりに外交的な道を選択するかもしれない」と述べた。

米政府当局者2人が5日に明らかにしたところによると、ロシアはウクライナへの全面侵攻に必要と考える戦闘能力の約7割を配備済みという。

ロシアはウクライナ国境周辺に10万人を超える部隊を集結させつつ、侵攻の意図を否定しているが、安全保障上の要求が受け入れられなければ何らかの軍事行動を取る可能性があると警告している。

サリバン氏は、ロシアが取り得る行動には、親ロシアの分離派勢力が実効支配するウクライナ東部ドンバス地方の併合やサイバー攻撃、全面的な侵攻が含まれるとした。

ABCの番組で「(ロシアの)プーチン大統領がウクライナへの攻撃を指示する非常に明確な可能性がある」との認識を示した。「(攻撃は)さまざまな形になる可能性がある。早ければ明日かもしれないし、数週間後かもしれない」とした上で「(プーチン大統領は)軍を配備し、すぐにでもウクライナを攻撃できる状態にしている」と述べた。

フランスのマクロン大統領は6日、バイデン米大統領と電話で再び会談し、ウクライナ問題を巡って連携を確認した。マクロン大統領は7日にモスクワを訪問する予定。

仏大統領府によると、両首脳は40分間の会談で最新の情勢について情報交換し、マクロン氏のモスクワ訪問を前に調整を行ったという。

<米兵、ポーランド到着>

ウクライナのクレバ外相は6日、「絶望的な予想」は無視するよう国民に呼び掛けた。ウクライナは強固であり、国際的な支援もあると強調し、侵攻に対する恐怖の鎮静化に努めた。

米政府は、ウクライナ防衛のために軍を派遣することはないとしているが、武器供与は行っている。先週には、3000人規模の米軍部隊をポーランドとルーマニアに追加派遣すると発表した。

ロイターは、米兵を乗せた軍機が6日、ポーランドに到着したことを現地で確認した。

ショルツ独首相は6日、北大西洋条約機構(NATO)の東方防衛を強化するため、リトアニアへの軍増派に前向きな姿勢を示唆した。ショルツ首相は7日、ホワイトハウスでバイデン大統領と会談する。

<制裁、プーチン大統領に打撃>

アディエモ米財務次官は6日、米国などが警告しているロシアへの大規模経済制裁について、最大の貿易相手である欧州や米ドルに依存するロシアのエリート層やプーチン大統領に打撃をもたらすとの見方を示した。

米CBSのインタビューで「米欧が協調して行動することで、ロシア経済全体だけでなく、同国経済とつながっているプーチン大統領にも影響をもたらすことができる」と述べた。

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