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ノルドストリーム1、点検で11日から供給停止 延長に欧州警戒

 ロシアからドイツに天然ガスを送る主要パイプライン「ノルドストリーム1」は、7月11日から10日間、定期保守点検に入るため供給が完全に停止する。写真はノルドストリーム1のパイプライン、3月8日にドイツのルプミンで撮影(2022年 ロイター/Hannibal Hanschke)

[ロンドン/フランクフルト 11日 ロイター] - ロシアからドイツに天然ガスを送る主要パイプライン「ノルドストリーム1」は、11日から10日間、定期保守点検に入るため供給が完全に停止する。ロシアのウクライナ侵攻で緊張状態が続く中、欧州の各国政府や市場、企業は停止期間が延長される可能性を懸念している。

同パイプラインはバルト海底経由で年間550億立方メートルのガスを輸送している。

ロシアは先月、独シーメンス・エナジーがカナダで修繕中の設備の返却が遅れていることを理由にノルドストリーム1経由のドイツへのガス供給量を従来計画の4割に削減した。カナダはこの週末に、修繕を終えたガスタービンをドイツ側に返却すると発表した。

しかし、欧州はロシアが点検期間を延長し、欧州へのガス供給を一段と制限する可能性を懸念している。現実となれば冬場に向けガスを貯蔵する計画が頓挫し、既に価格高騰や各国政府の緊急措置の引き金となっているガス不足が一段と悪化する恐れがある。

ドイツのハベック経済相は先月末、ロシアが小さな技術的問題を理由に点検終了後も供給を再開できないと伝えてきても「それほど驚かない」との見方を示した。

ロシアのペスコフ大統領報道官は、同国が他国に政治的圧力をかけるために石油やガスを利用しているとの批判を退け、点検は定期的に予定されており、いかなる修理も「でっち上げ」ではないと述べた。

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