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世界の食糧危機深刻化へ、ロシアの穀物輸出合意停止で

 10月31日、ロシアが週末に黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意への参加を停止したことで、輸入に依存する国への出荷が打撃を受け、世界的な食糧危機が深まり価格上昇に拍車がかかる見通しとなった。写真はウクライナの穀物を積んだ貨物船。黒海のトルコ・キリオス沖で8月撮影(2022年 ロイター/Yoruk Isik)

[シンガポール 31日 ロイター] - ロシアが週末に黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意への参加を停止したことで、輸入に依存する国への出荷が打撃を受け、世界的な食糧危機が深まり価格上昇に拍車がかかる見通しとなった。

シンガポールを拠点とする2人のトレーダーによると、ロシアの合意停止により、アフリカと中東向けの小麦数十万トンのほか、欧州向けトウモロコシ輸出が打撃を受けるという。

ロシアは29日、ウクライナがクリミア半島に大規模なドローン攻撃を仕掛けたとし、国連が仲介した穀物輸出合意への参加を「無期限」で停止した。

今年に入り、悪天候や新型コロナウイルス感染拡大に伴うサプライチェーン(供給網)の混乱に加え、ロシアのウクライナ侵攻を受け、小麦の国際価格は史上最高値を付け、トウモロコシは10年ぶりの高値に達した。

トレーダーによると、アジアへの主要な小麦供給国であるオーストラリアは来年2月までの出荷枠が予約で埋まっており、供給不足分を補うことはできない見込みという。

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