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国連とアフリカ輸銀、ロシアの対アフリカ穀物輸出基盤作りで協力

 5月24日、国連貿易開発会議(UNCTAD)のレベッカ・グリンスパン事務局長(写真)は、ロイターのインタビューで、国連はアフリカ輸出入銀行と協力してロシアのアフリカ向け穀物・肥料輸出のための取引を支援する基盤作りに取り組んでいると明らかにした。写真はジュネーブで昨年12月撮影(2023年 ロイター/Denis Balibouse)

[国連 24日 ロイター] - 国連貿易開発会議(UNCTAD)のレベッカ・グリンスパン事務局長は24日、ロイターのインタビューで、国連はアフリカ輸出入銀行と協力してロシアのアフリカ向け穀物・肥料輸出のための取引を支援する基盤作りに取り組んでいると明らかにした。

ロシアは先週、黒海経由でウクライナ産穀物を輸出する合意(黒海イニシアティブ)の2カ月延長に同意した。しかし自国の食料や肥料の輸出を改善する一連の要求が受け入れられなければ合意を離脱する方針をちらつかせている。

グリンスパン氏は、ロシア産の穀物・肥料の安全な輸出を認めたロシアと国連の合意および黒海イニシアティブは依然として世界中の「食料安全保障の生命線」だと指摘、「われわれはこの問題でまだ危機的な状況を脱していない」と危機感を示した。

グリンスパン氏によると、国連はアフリカ輸出入銀行と協力し、アフリカの中・小国がロシアの穀物や肥料を入手できるように努めている。「われわれはアフリカ輸銀と力を合わせて、制裁を順守しつつもアフリカが食料や肥料を取り引きできるようにするため、より迅速な審査を可能にする基盤の構築を進めている」と述べた。

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