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ウクライナ東部セベロドネツクが陥落、ロシアの「完全な占領下」

 ロシア軍は25日、ウクライナ東部ルガンスク州の要衝セベロドネツクを完全に占領した。写真は20日、セベロドネツクに展開するウクライナ兵(2022年 ロイター/Oleksandr Ratushniak)

[キーウ/ポクロウシク(ウクライナ) 25日 ロイター] - ロシア軍は25日、ウクライナ東部ルガンスク州の要衝セベロドネツクを完全に占領した。ロシアとウクライナ双方が確認した。

セベロドネツクのストリュク市長は「今やロシアの完全な占領下にある」と認めた。セベロドネツクの陥落は、南東部の港湾都市マリウポリの先月の占領以降、ロシアにとって最大の勝利となる。

ウクライナは軍をセベロドネツクから引き揚げたことについて、ドネツ川を挟んで対岸に位置する都市リシチャンスクの部隊と合流させ今後のロシア軍への反抗を目指すための「戦術的撤退」と強調。一方、親ロシア派は、ロシア軍が現在リシチャンスクを攻撃中としている。

ゼレンスキー大統領は、セベロドネツクなどこれまでに失った都市を取り戻すと演説。同時に「(戦争が)いつまで続くのか、勝利が見えてくるまでにあとどれだけの犠牲を払わねばならないのか分からない」と述べた。

ロシアは25日、ウクライナ全域でミサイル攻撃を実施。首都キーウ(キエフ)の西約185マイル(300キロ)にあるサルニィでは、ロケット弾が洗車場と自動車修理工場に命中し、少なくとも3人が死亡、複数の人々ががれきの下敷きになっているもようだ。

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