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ザポロジエ原発巡り緊張続く、周辺の町に砲撃 双方が非難の応酬

8月28日、ウクライナ当局はロシア軍が掌握する南部ザポロジエ原子力発電所の周辺の町に砲撃があったと明らかにした。写真はロシア軍の攻撃で破壊されたザポロジエ州Orikhivの町。27日撮影(2022年 ロイター/Dmytro Smolienko)

[キーウ(キエフ) 28日 ロイター] - ウクライナ当局は28日、ロシア軍が掌握する南部ザポロジエ原子力発電所の周辺の町に砲撃があったと明らかにした。

一方、ロシア国防省は27日、過去24時間にウクライナ軍が同原発に対しさらなる砲撃を行ったと発表。原発を巡り両国が非難の応酬を繰り広げる中、放射能災害への懸念が高まっている。

ウクライナの国営原子力企業・エネルゴアトムは、原発への攻撃に関する新たな情報はないとしている。

ザポロジエ州のオレクサンドル・スタルク知事は28日、テレグラムへの投稿で、ロシア軍は主要都市・ザポロジエと東部オリヒウの集合住宅を攻撃したと述べた。

また、ウクライナ軍は原発からドニプロ(ドニエプル)川を挟んだ対岸の地域でも9つの町に砲撃があったと報告した。

一方、国営ロシア通信(RIA)によると、同国国防省はザポロジエに拠点を置く航空機エンジン製造会社モトール・シーチの工場をロシア空軍が攻撃したと発表。工場の核廃棄物貯蔵施設を攻撃しようとしたウクライナのドローン(無人機)を撃墜したという。

ロイターは、これらの報道を確認できていない。

ロシア国防省のイーゴリ・コナシェンコフ報道官は、ウクライナ軍が発射した9発の砲弾が原発の敷地内に着弾したと指摘。

「現在、技術者が原発の状況を監視し稼働を確保している。周辺の放射線の状況に異常はない」と声明で述べた。

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