for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

米軍トップ「ロシアは一段と攻撃的」、無人機墜落巡り双方が応酬

[ワシントン/キーウ 15日 ロイター] - 米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は15日、米無人偵察機が前日に黒海上空でロシアの戦闘機と衝突し墜落したことについて、ロシアによる一段と攻撃的な行動の一環だと述べた。

これに対しロシアは、同国の空域に近づかないよう米国に求め、今回の事案は米国がウクライナでの戦争に直接参加していることを示すものだと主張した。

ミリー氏は、国防総省で記者団に対し「ロシアが若干より攻撃的な行動を取るパターンがこのところ見られる」と述べた。

14日の米無人機墜落は、ロシアによるウクライナ侵攻開始以降、米ロが直接遭遇した初めてのケースとみられる。

米軍は墜落について、黒海上空の国際空域を飛行していた無人偵察機にロシアの戦闘機2機が接近し、進路を妨害したり燃料を浴びせたりした後、1機が無人機のプロペラに接触したと説明。

ロシア側は接触を否定し、米無人機は「意図的かつ挑発的」にロシアの空域付近を飛行し「激しい操縦」によって墜落したと主張。ロシアの戦闘機は、無人機を特定するために緊急発進したとしている。

ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記は「米国は軍事作戦に加わっていないと繰り返し主張するが、今回の事案は戦争に直接参加していることを改めて示すものだ」と述べた。

こうした中、米ロ国防相は15日に電話会談を実施。オースティン米国防長官は協議の詳細についてコメントを控えた。ロシア政府は電話会談が米側の要請により実施されたとしたが、ショイグ国防相とオースティン長官の協議の内容は明らかにしていない。

オースティン長官は記者会見で、米軍は国際法が認める空域での飛行を続けると改めて表明し、ロシア軍機に安全でプロ意識のある行動を求めた。

ロシアのアントノフ駐米大使は、ウクライナがロシアに対して使用できる情報を米政府が無人機で収集していると非難。声明で「われわれの国境付近で米軍が容認できない活動をしているのは懸念材料だ」とし、米政府に「ロシア国境付近への出撃」をやめるよう求めた。

ブリンケン米国務長官は訪問先のエチオピアで行った記者会見で、ロシアは「向こう見ず」で「危険」な行動をしたと述べた。ただ、背景にある意図や動機については発言を控えた。

ミリー氏はロシアのパイロットに無人機を攻撃する意図があったかどうかは不明だとしている。

国務省のプライス報道官は先に、MSNBCのインタビューで、衝突はロシア側の意図しない行為だった可能性が高いとの認識を示した。

ウクライナ政府は、ロシアが他の国々を巻き込むために紛争地域を拡大する用意があることを示していると述べた。

*動画を付けて再送します。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up