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ウクライナ東部で激しい攻防戦、ロ産原油禁輸巡るEU協議は難航

[キーウ(キエフ) 30日 ロイター] - ロシア軍は30日、ウクライナ東部ルガンスク州におけるウクライナ側の最後の砦とされるセベロドネツク近郊に進軍し、激しい戦闘を繰り広げた。

 ロシア軍は5月30日、ウクライナ東部ルガンスク州におけるウクライナ側の最後の砦とされるセベロドネツク近郊に進軍し、激しい戦闘を繰り広げた。ウクライナ東部ドネツク州で29日撮影(2022年 ロイター/Anna Kudriavtseva)

ルガンスク州のガイダイ知事によると、ロシア軍はセベロドネツクの南東と北東の端まで進んだ。ウクライナ軍が応戦し、一部を南に押し戻した。

ロシア軍の砲撃でセベロドネツクの大部分が廃墟と化した上、気温の上昇とともに郊外では「ひどい死臭」が漂っているという。

ただ、ウクライナ軍の抵抗により、ドンバス地域全体のロシアの作戦には遅れが生じている。

こうした中、対ロシア制裁を巡って30日に開催された欧州連合(EU)首脳会議で、ロシア産原油の輸入禁止で合意にこぎ着けることはできなかった。

ロイターが把握した声明案では「欧州理事会は、ロシアから加盟国に供給される原油および石油製品を対ロシア制裁第6弾の対象とすることで合意する。パイプライン経由の原油は暫定的に制裁対象外とする」となっており、内陸のハンガリーやスロバキアなどに供給されるパイプライン経由の輸入は暫定的に禁止の対象外となる見通し。

ただ、ロシア産石油の禁輸に反対を表明しているハンガリーのオルバン首相は、「今のところ妥協点はない」と述べた。

首脳会議は31日までの予定。

この日は穀物輸出についても協議が行われた。ロシアのプーチン大統領は30日、トルコのエルドアン大統領と電話会談し、トルコと連携してウクライナの港から穀物輸出を確実にすることに協力する用意があると表明した。

ロシア大統領府(クレムリン)によると、ウクライナ情勢を巡る協議は「黒海とアゾフ海における安全な航行確保と機雷の脅威排除」に焦点が当てられた。プーチン大統領はさらに、対ロシア制裁が解除されれば、ロシアは「肥料や農産品を大規模に輸出する」可能性があると言明した。

エルドアン大統領はこの日、ウクライナのゼレンスキー大統領とも電話協議を行った。エルドアン氏は「ウクライナの農産品を輸出するための安全な航路を確保する計画」を評価し、「監視メカニズム」をイスタンブールを設ける案を、原則的に歓迎する考えを示した。

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