for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

ロシア軍、東部ドネツク州で攻勢 トルコ仲介の外交努力続く

[チャシフヤール(ウクライナ)/キーウ(キエフ) 11日 ロイター] - ロシア軍は全域を指圧したウクライナ東部ルガンスク州に続き、近隣のドネツク州で攻勢を強めている。週末のドネツク州チャシフヤールの民間住宅への攻撃でこれまでに少なくとも31人の死亡が確認された。

ロシア軍は9日、チャシフヤールにある5階建ての民間住宅を攻撃。ゼレンスキー大統領はこれまでに9人の生存者が救出されたが、31人の死亡が確認されたと明らかにした。

ゼレンスキー大統領は首都キーウ(キエフ)で、オランダのルッテ首相と共に記者団に対し「残念ながら、ロシアは戦力の面で大きく優位に立っている」とし、パートナー国に対し支援を呼びかけた。

ロシア軍は、北東部にあるウクライナ第2の都市ハリコフ市も攻撃。ハリコフ州のシネフボフ知事によると、ロケット弾などによる攻撃で3人が死亡、31人が負傷した。

ロシア国境に近いハリコフでは、侵攻の初期に激しい砲撃を受けたが、その後は比較的平穏な状態だった。しかしここ数週間は、再び砲撃を受けている。

こうした中、ロシアのプーチン大統領は11日、ウクライナ全国民を対象にロシア国籍の取得を簡略化する大統領令に署名。タス通信によると、ロシア国籍取得の簡略化措置はこれまでウクライナ東部の親ロシア派勢力が統治するドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国、およびロシアの制圧下にあるケルソンとザポリージャが対象だった。

ロシアが東部で攻勢を強める中、ウクライナは南部の領土奪還を図り、反撃の準備を進めている。ベレシュチュク副首相は10日、ロシアが制圧した南部ケルソン地域の市民に対し緊急避難を要請した。

<外交努力>

ロシア大統領府はこの日、プーチン大統領が近くトルコのエルドアン大統領に会うと表明。ロシア大統領府によると、両首脳はこの日に電話会談を行い、穀物輸出と黒海の航行の安全を巡る協力について協議した。

トルコのエルドアン大統領はこの日、ウクライナのゼレンスキー大統領とも電話会談を実施。ゼレンスキー氏によると、港湾封鎖を解除し、穀物輸出を再開する必要性について協議した。

北大西洋条約機構(NATO)加盟国でもあるトルコは、2月24日のロシアによるウクライナ侵攻開始以降、ウクライナとロシアの仲介役を果たしている。

*動画を付けて再送します。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up