[20日 ロイター] - ロシア政府は20日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトを完全に掌握したと発表した。事実であれば、昨年2月にロシアがウクライナに侵攻して以降、最も長く激しかった戦いに終止符が打たれることになる。
ロシア国防省は「南部軍の砲撃と航空支援を受けた(ロシア民間軍事会社)ワグネルの攻撃により、アルチェモフスク(バフムトのロシア名)の解放は完了した」との声明を発表。これに先駆け、バフムトを攻略していたワグネルのトップ、プリゴジン氏が同都市を制圧したと主張していた。
ウクライナ政府は、まだ戦闘が続いているとしてプリゴジン氏の主張を否定。ロシア政府の声明に対してはまだ反応がない。
プリゴジン氏は、5日以内にバフムトから部隊を引き揚げ、廃墟と化した都市をロシア軍に引き渡すとしている。
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